BMW、新型C 400GTをインドで間もなく発売へ

BMW、新型C 400GTをインドで間もなく発売へ

BMW Motorradは、2025年モデルのC 400GTスクーターをインド市場でまもなく発売する予定だ。これに先立ち、同社は公式SNSでティーザー画像を公開し、注目を集めている。

洗練されたデザインと新機能を搭載

新型C 400GTは、従来モデルに比べていくつかのデザイン変更と機能強化が施されている。サイドパネルには大型の「GT」デカールが追加され、フロントには縦に走るストライプが施されることで、より洗練された印象を与えている。さらに、ホワイトカラーのバージョンでは、ゴールドのホイールとコントラストの効いたカラーリングが採用され、スポーティな雰囲気が強調されている。

収納面でも進化しており、従来のシート下収納に加え、新たに3リットルの追加収納スペースを確保。さらに、フロント部分には12リットルの収納ポケットが備わっており、利便性が向上している。

先進的な安全装備を標準搭載

今回のモデルでは、安全性の面でも大幅なアップグレードが施された。特に、バイクの傾きに応じて制動力を調整する「リーンセンサー付きABS(アンチロック・ブレーキ・システム)」や、トラクションコントロールが標準装備されるなど、走行時の安定性が向上している。

エンジン性能と主要装備

メカニカルな部分に関しては、従来の仕様が維持される。エンジンは、350ccの水冷単気筒エンジンを搭載し、最高出力34bhp(7,500rpm)、最大トルク35Nm(5,750rpm)を発揮。トランスミッションにはCVTが採用されており、スムーズな加速性能が特徴となっている。

また、C 400GTは豊富な装備を誇る。LEDライトシステム、フロントにツインディスクブレーキ、カラーTFTディスプレイなどが搭載されており、プレミアムスクーターとしての魅力を一層高めている。

価格と発売時期

現在、BMW C 400GTのインドでの販売価格は約130万ルピー(約13万インドルピー)に達しており、同国で最も高額なスクーターとなっている。BMW Motorradは、新型モデルの投入に伴い、価格の若干の引き上げを検討している可能性がある。

正式な発売日や価格については、近日中に発表される見込みだ。